虫が潰れてシミになったお召着物

虫の類ですが、非常に苦手です。

子供の頃は平気で素手で触ってたんですが、今は絶対に無理です。いつからそうなったんでしょうか…?

 

お召着物 虫が潰れて付いたシミ 染み抜き前

 

お召という織りで柄を作った種類の着物があるのですが、着用されている時に何かの虫がまとわりついていたそうで、気が付いたらこのようなシミが付いていたので、おそらく虫が潰れてシミになったのだろう、というお話でした。

虫の類ですが、一時期話題になった昆虫食からも分かるように、タンパク質などの塊なんですね。

タンパク質がシミになった場合、シミの中でもかなり落ちにくいシミとなります。

特に付いて時間が経ったりクリーニングやアイロン仕上げをして熱を加えたりすると、非常に落ちにくい、場合によっては落ちないシミに変化してしまいますので、このようなシミが付いたら、何もせずに速やかに技術力の高い染み抜き専門店に出すのが最適な処置となります。

 

お召着物 虫が潰れて付いたシミ 染み抜き後

 

タンパク質の塊ですので、かなり落ちにくいシミではありましたが、何とか全く分からない状態に直すことが出来ました。

【参考価格】画像部分のみの染み抜き 8,000円程度(税別)
※注※染み抜きは洋服の生地の素材・色合い・シミの濃さなど、状態によって料金が変わってきます。あくまで一例の参考価格となります。クリーニングその他加工は別途料金となります。)